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コラム:ホームタウンをもっと明るく!もっと楽しく!ご当地ナンバー追加のお知らせです。

国土交通省は令和7年1月17日、地方版図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)のデザインが5種類追加されることを発表しました。

追加される地域は「十勝」「江戸川」「日光」「安曇野」「南信州」の5種類です。

このコラムではご当地ナンバーの仕組みと申し込み方法、費用等について説明しています。

図柄入りナンバープレートとは

街を行く自動車やショッピングモールなどの駐車場に停車している自動車を眺めていると、白や黄色、緑色といったシンプルなナンバープレートの中に、カラーの図柄がプリントされたナンバープレートを見かけることがあります。

このような図柄がデザインされたナンバープレートのことを図柄入りナンバープレートといい、現在以下の種類があります。

記念ナンバープレート

 オリンピックやワールドカップ、万国博覧会など特別な行事を記念して期間限定で交付される特別仕様の図柄入りナンバーです。

2025年1月現在は2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を記念したデザインが申し込み可能です。

全国すべての地域で申し込むことができます。

交付期間は2022年10月24日~2025年12月26日までです。

交付期間以降は申し込むことができなくなります。

モノクロ版とフルカラー版があり、フルカラー版はナンバー代に加えて1000円以上の寄付を行うことで申し込むことができます。

大阪・関西万博ナンバープレート(出典:国土交通省ウェブサイト
左から普通車(自家用)、普通車(事業用)、軽自動車(自家用)

全国版図柄入りナンバープレート

全国47都道府県がそれぞれ地域のシンボルとしている都道府県の花(参照:都道府県知事会)をモチーフとした図柄のナンバープレートです。

全国すべての地域で申し込むことができます。

交付期間は2022年4月18日~2027年4月30日までです。

モノクロ版とフルカラー版があり、フルカラー版はナンバー代に加えて1000円以上の寄付を行うことで申し込むことができます。

全国版図柄入りナンバープレート(出典:国土交通省ウェブサイト
左から普通車(自家用)、普通車(事業用)、軽自動車(自家用)

地方版図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)

「地方版図柄入りナンバープレート」とは全国の地域の特色ある風景などのデザインがプリントされたナンバープレートです。

通称、「ご当地ナンバー」1といいます。

地域の魅力を全国に発信することが目的です。

ご当地ナンバーは、その地域にある自動車だけが付けることができます。

平成30年10月1日に第1弾2が導入開始され、令和2年に第2弾、令和5年に第3弾と導入され現在68種類まで増えました。(第3弾までの図柄はこちらで確認ください→国土交通省ウェブサイト

今回の追加導入は第4弾となり、ご当地ナンバーの種類は全部で73種類となります。

第4弾のご当地ナンバーは令和7年5月中旬ごろから交付される予定です。

地域名はナンバープレートの左上に表示されます。

追加された「ご当地ナンバー」の種類は5種類

追加された「ご当地ナンバー」は次の5種類です。

1 「十勝」(とかち)ナンバー

対象区域「北海道」:河東郡(音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町)、上川郡(新得町、清水町)、河西郡(芽室町、中札内村、更別村)、広尾郡(大樹町、広尾町)、中川郡(幕別町、池田町、豊頃町、本別町)、足寄郡(足寄町、陸別町)、十勝郡(浦幌町)

2 「江戸川」(えどがわ)ナンバー

対象区域「東京都」:江戸川区

3 「日光」(にっこう)ナンバー

対象区域「栃木県」:日光市、塩谷郡(塩谷町)

4 「安曇野」(あずみの)ナンバー

対象区域「長野県」:安曇野市、東筑摩郡(生坂村)、北安曇郡(池田町、松川村)

5 「南信州」(みなみしんしゅう)

対象区域「長野県」:飯田市、下伊那郡(松川町、高森町、阿南町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村)

追加されたご当地ナンバー一覧(出典:国土交通省ウェブサイト)

「ご当地ナンバー」は地域の要望に応じて追加的に新たな地域名を定めたものです3

地域名表示の追加・変更は、単独の市区町村でも申請できますし、複数の市区町村がまとまって一つの地域として申請することもできます。4

また、それらの市町村に使用の本拠がある登録車または軽自動車の台数の合計が以下の基準を満たしている必要があります。
(1)単独の市区町村で申請する場合:登録車10万台以上または登録車と軽自動車の合計が17万台以上
(2)複数市区町村がまとまって申請する場合:登録車5万台以上または登録車の合計が軽自動車8.5万台以上

地域の経済団体や市民団体などからの要望を受け、市区町村が地域住民等へアンケート等を行い、その結果を受けて申請する流れとなります。

実際に”博多ナンバー”や”彦根ナンバー”などの導入が検討された経緯があり、ご当地ナンバーの種類は今後も増えていきそうです。

ご当地ナンバーを申し込みできる自動車の種類

ご当地ナンバーを含む図柄入りナンバーを申し込むことができる自動車の種類は次の通りです。

普通車(登録自動車)5

・自家用車6

・事業用自動車7

・レンタカー(貸渡)8

軽自動車

・自家用車9

軽自動車の事業用車10、軽自動車のレンタカー(貸渡)、軽自動車の駐留軍(かな文字部分がローマ字A又はB)及び二輪車(バイク)の小板ナンバーについては、図柄入りナンバープレートの対象外です。

なお、字光式の図柄入りナンバープレートはありません。

普通車の事業用自動車の場合は緑色の枠、軽自動車の場合は黄色の枠が施されます。

ご当地ナンバーの申し込みから交付までの期間【約2週間】

ご当地ナンバーを含む図柄入りナンバープレートは受注生産方式となっています。

そのため、申し込みごにナンバー代等を入金し、ナンバーが交付できるようになるまでに、土日祝日を除き10日程度かかります。

月曜日に申し込んだ場合は2週間後の月曜日に交付できるようになるイメージです。

なお、人気のある特定の番号については抽選となり、抽選に当選しないと申し込むことができません。

抽選が必要な番号は地域によって異なります。

詳しくはこちら→コラム:オリジナル・ナンバーで思い出鮮やかに!愛車との特別な思い出を:希望ナンバー制度のご紹介です。 

抽選は毎週月曜日に行われ、外れても翌週以降の抽選に何度でも申し込むことができます。

ご当地ナンバーの申し込みの方法と費用

お申し込みの方法は次の2つの方法があります。

ウェブサイトからの申し込み

希望番号・図柄ナンバープレート申込サービスサイトより申し込むことができます。

申し込み後、ナンバー代金などをATMやインターネットバンキングなどによる振り込み、郵便振替、現金書留などの方法で入金する必要があります。

なお、トレーラ等の1枚の交換申請の場合はウェブサイトからの申し込みはできません。(予約センター窓口での申し込みのみの対応となります。)

予約センター窓口での申し込み

・お住まいの地域11の予約センターの窓口で申し込むことができます。

抽選番号を除き、その場でナンバー代金などのお支払いが必要です。

ご当地ナンバーへの交換やお好みの番号への変更はお好きなタイミングでできます。

また、お引っ越しや新規登録の場合などのタイミングで申し込みすることもできます。

図柄ナンバーの申込費用

それぞれの図柄ナンバーの交付手数料は地域によって異なっています。

リンク先のPDFファイルが交付手数料の一覧表となっておりますのでご確認ください。

大阪・関西万博ナンバープレート交付手数料

全国版図柄入りナンバープレート交付手数料

地方版図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)交付手数料

図柄入りナンバープレートには図柄がカラーのものとモノクロのものの2種類があります。

カラーの図柄入りナンバープレートを選択する場合にはナンバープレートの交付料金の外に1,000円以上の寄付が必要です。

この寄付金は、導入地域ごとに公益財団法人日本デザインナンバー財団が管理し、当該地域における交通改善、観光振興などの取組みに充てられます。

申し込みにあたっての注意事項

希望番号を申し込まない通常のナンバープレートは登録の順番に従って自動的に番号が振りだされますが、ご当地ナンバーをはじめ、図柄入りナンバープレートを申し込む場合は、必ず希望ナンバーとして申し込む必要があり、任意の番号を指定しなければなりません。

カラーの図柄ナンバーを申し込む際に支払った寄付金は、確定申告の際の寄付金控除の対象となります12

交付された寄附金受領証明書は、紛失等の理由による再発行は出来ませんので大切に保存しましょう。(出典:公益財団法人 日本デザインナンバー財団

ご当地ナンバーの取り扱い上の注意

取り付け時洗車時の注意事項

ご当地ナンバーを含む図柄入りナンバープレートは、通常のナンバープレートと違い、樹脂製のシートを使用しています。

そのため、変形しやすく、傷つきやすいため、取り付ける際や洗車の際には注意が必要です。

お引っ越しの際の注意事項

お引っ越しなどにより、自動車の管轄地域が変わった場合には、ナンバープレートを新しい地域のナンバープレートに変更する必要があります。

その際には、取り付けてあったナンバープレートは返納しなければならず、通常はお手元に残せません。

この場合、ナンバープレートの記念保存制度を利用することで、取り付けてあったナンバープレートを記念に残すことができます。

まとめ

近年、どこの町行っても、全国に展開する大型店舗、コンビニや飲食チェーン店が軒を並べ、似たような色合いの街並みや景色がつづきます。

全国各地が都市計画法や景観法、建築基準法などで均一的に整備され、落ち着いた街並みや便利な施設などで住みやすく豊かになったかわりに、個性のある風景が少なくなっているような印象をうけます。

旅行に行って、どこかで見たような風景だなと退屈さを感じたときは、駐車場に並ぶ自動車や街中を走る自動車のナンバープレートに注目してみましょう。

特色あるご当地ナンバーを目にすることができるはずです。

子供のころ、家族とドライブしたときに、他の地域のナンバープレートを目にするたびに、物珍しくて口に出して読み上げたことを思い出します。

現在は、様々なデザインのご当地ナンバーがあります。

あのキャラクターは何?どこの風景?どうしてこの絵柄なの?などと親子の会話も弾む事でしょう。

ご当地ナンバーを話題にすることで、ホームタウンの魅力や歴史を子供たちに伝えることができることは素敵なことだと感じます。

ご自宅でナンバー交換できます。

ご当地ナンバーの申し込みや番号変更手続きは行政書士に依頼すると便利です。

お車を運輸支局等に持ち込むことなく、行政書士がご自宅でナンバープレートの封印を取り付けることができる出張封印制度を利用することができます。

申し込みが間に合わない!入金が間に合わない!平日は忙しくて自動車を持込めない!などお困りの際は運輸支局最寄りの行政書士事務所にご相談してみてはいかがでしょうか?

当事務所は全国の専門家のネットワークを通じ全国の運輸支局に手続きを行うことができます。

お申し込みから封印取付けまでスムーズに手続きを行います。

お困りの際は是非お声掛けください。

ナンバー交換・出張封印のご相談・お問い合わせ・ご依頼はこちらのフォームから

  1. 現在のご当地ナンバーの普及率は令和6年9月時点で飛鳥ナンバーが最も高く8.21%、そのほか富士山ナンバーや出雲ナンバーが5%強、多くの地域は1%前後の普及率です ↩︎
  2. 第1弾43地域(平成30年10月1日)第2弾17地域(令和2年5月11日)第3弾10地域(令和5年10月23日) ↩︎
  3. 参照:地方版図柄入りナンバープレート導入要綱 ↩︎
  4. 一つの市区町村を二つの地域に分けるような申請はできません。 ↩︎
  5. このページでは登録制度の対象となる登録自動車(普通自動車、小型自動車、大型特殊自動車)の事を「普通車」と表示します。 ↩︎
  6. 白地に緑文字のナンバープレート ↩︎
  7. 緑地に白文字のナンバープレート ↩︎
  8. 白地に緑文字のナンバープレートで車種分類表示が「わ」や「れ」のもの ↩︎
  9. 黄地に黒文字のナンバープレート ↩︎
  10. 黒地に黄文字のナンバープレート ↩︎
  11. 自動車の使用の本拠の位置 ↩︎
  12. 確定申告時に所得税・法人税の寄付金控除を受けることができます。控除を受ける場合の条件などについては、最寄りの税務署にご確認下さい。 ↩︎